SRPG Studio ~ シミュレーションRPG作成ソフト

バランス調整

バランス調整には、「自軍の調整」、「テストメンバーの調整」、「敵軍の調整」の3つがあります。 自軍に対して調整を行うというのは、 自軍をインポートすることによって作成された敵軍または同盟軍のデータを、 インポート元のユニットと同一にするということです。 1つの例を考えてみましょう。 最初は敵軍であるけれども会話で自軍になるユニットを作りたい場合、 その仲間にしたい自軍を敵軍としてインポートすることになります。 しかし、この後に「データ設定」の「プレイヤー」から自軍のデータを変更しても、 インポートによって作成された敵軍のデータは変更されないことになっています。 このような状態を防ぎたい場合は、「バランス調整」というメニューから「自軍の調整」を選択します。

ここでOKを選択すると、インポートされた敵軍とインポート元の自軍のデータが常に同一に保たれることになります。

テストメンバーの調整も、自軍の調整と同じ要領になります。 マップ情報からテストメンバーを作成するときには、自軍をインポートすることになりますが、 後で「データ設定」の「プレイヤー」から自軍のデータを変更しても、 インポートされたテストメンバーのデータは自動で変更されません。 これを可能にするには、「バランス調整」メニューから「テストメンバーの調整」を選択します。

ここでOKを選択すると、インポートされたテストメンバーとインポート元の自軍のデータが常に同一に保たれることになります。

最後の調整項目の「敵軍の調整」は、既定では無効になっています。 これを有効にするには、「ツール」の「オプション」の「データ」から 「敵軍バランスの調整を有効にする」にチェックを設定します。

これでOKを選択すると、「敵軍の調整」を行えるようになるのと同時に、 「データ設定」の「クラス」で「プロトタイプ情報」を設定できるようになります。 プロトタイプ情報を設定しなければ、「敵軍の調整」は意味を持たないため、 まずは各クラスに対してプロトタイプ情報を設定することになります。

「敵軍の調整」の基本となる考えは、レベルに応じて敵軍の能力を一定にするというものです。 1つの例を考えてみましょう。 第1のマップでレベルが1である戦士の敵ユニットを作成したとします。 次に、第2のマップでレベルが3である戦士の敵ユニットを作成する場合は、 第1のマップのときよりも能力は強くなっていることが望まれます。 しかし、適当にパラメータを入力していると、第1のマップのときよりも弱くなったり、 あるいはレベル3の割にはとても強いものになったりする可能性があるため、 毎回パラメータを設定するのではなく、 レベルの調整だけでパラメータを一斉に変更するというのが「敵軍の調整」の狙いになります。 このためには、クラスに対しての初期値と、 レベルが上がる毎にどの能力を上昇させるかといったデータが必要になりますが、 これらがプロトタイプ情報になります。 そして、前者の初期値を「初期値設定」で設定し、後者の能力の上昇を「成長値設定」で設定します。 前者の設定は次のようになります。

初期値設定というのは、このクラスがレベル1のときのパラメータと考えてもよいでしょう。 たとえば、力が7であれば、このクラスはレベル1のときに力が7であり、 今後レベルアップしても力が7を下回ることがないという意味になります。 顔画像、名前、説明文は、通常は空白で問題ありません。 この場合、バランス調整によってデータが空白になるのではなく、データを変更しないという意味になります。 もし、このクラスに対しては常にこの顔画像を使用するという場合は、データを設定するのは効果的です。 続いて、成長値設定を確認します。

Lv2のときにHPが1となっていますが、これはLv2になったときにHPが1上昇するという意味になります。 先ほどの初期値ではHPが20でしたから、Lv2のときの実際のHPは21ということになります。 パラメータの更新は、該当Lvの行を選択することで可能になります。 ただし、毎回HPを上昇させたいというような場合に毎回行を選択して設定するのは大変ですから、 まとめて設定したい場合はHPや力などのカラムを選択します。

このダイアログで1を設定してOKを選択すれば、 HPはレベルアップ毎に毎回上昇することになります。

「敵軍バランスの調整を有効にする」にチェックを設定した場合は、 プロトタイプ情報が表示されるようになると説明しましたが、 それ以外にもう1つの効果があります。 敵ユニットのダイアログでレベルを設定する場合に、 擬似レベルアップを選択できる点です。

擬似レベルアップにチェックを入れた状態でOKを選択した場合、 指定レベルの数だけレベルアップすることになります。 このときの基準になるのが、プロトタイプ情報で設定した初期値設定と成長値設定です。 この仕組により、最初の時点でクラスに初期値と成長値を設定しておけば、 後はレベルの調整だけでパラメータを決定できるようになります。

擬似レベルアップでパラメータの調整が可能ならば、 「敵軍のバランス調整」という項目は一見必要ないようにも思えます。 しかし、クラスのプロトタイプ情報を設定した後に、 プロトタイプ情報を変更するようなことも当然考えられます。 たとえば、HPを毎回上昇させるのは強くなりすぎるから、2回に1回にするなどの要領です。 こうした変更を行った後に、該当クラスの敵ユニットを一人ずつに対して擬似レベルアップを行うのは大変ですから、 そこで役に立つのが「敵軍のバランス調整」になります。

ここでOKを選択すると、通常の敵軍および同盟軍の全員が擬似レベルアップを行うことになり、 一斉にパラメータの調整が完了になります。

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